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いぼ痔(内痔核)治療の進歩 ―注射と切除の組み合わせ―
肛門外科・消化器外科・外科 金子 昭 医師
―いぼ痔の治療法は?
 いぼ痔(じ)の根本治療には、①いぼ痔を切り取る方法と②注射でいぼ痔を固める方法とがあります。注射で固める方法は「ジオン硬化療法」(以下、ジオン注射)で、わが国では15年前からこの治療が始まり、手技が簡便なことから、急速に治療件数が増加し、既に約60万人の方がジオン注射を受けられています。

―ジオン注射の長所と短所は?
 ジオン注射は原則として局所麻酔で治療ができます。治療時間は約15分で、術中術後の痛みがほとんどなく、1泊入院、または日帰り治療が可能です。一方で、常に出っ放しのいぼ痔にはジオン注射ができないことがあり、その場合はいぼ痔を切り取る必要があります。

―治療の進歩について
 最近では、「切り取る手術」と「ジオン注射」との互いの長所を組み合わせた治療が行われるようになりました。その結果、入院期間が短縮され、術後の痛みも減り、根治性が増したいぼ痔の治療が可能になりました。

昭和56年 山口大学医学部卒 平成2年 高知医科大学第一外科講師 平成18年 高知記念病院外科