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歯科における再生療法について
濵田正人 理事長
 再生療法の中に、CGFと呼ばれる技術があります。これは、血小板濃縮フィブリン製剤(自身の血液を専用の遠心分離機にかけることで抽出。添加物を一切用いない自己血液由来の血小板や成長因子を多く含んだフィブリンゲル)として多くの医療分野で応用されています。分かりやすく説明すると、人体に外傷ができると、血液が凝固して治癒を行うのですが、この際に働くフィブリンという成分を効率良く濃縮したものを応用するというものです。

 歯科においては、歯を抜いた後やインプラント手術のときなどに使用し、主に治癒を促進します。自己血液由来なので感染症のリスクが高くない治療法といえます。また、人工の骨補塡(ほてん)材の代わりに使用したり、人工のメンブレン(骨を増やすための膜)の代わりに使用したりと、多くの場面で応用されています。インプラント手術においては、骨が薄いためインプラントを断念された患者さんにも対応するケースもあります。

 インプラント治療の際にCGFを用いることで、①骨補塡材と交ぜて使用し、治療期間の短縮が望める②上顎(じょうがく)洞底挙上術(サイナスリフト、ソケットリフトとも呼ばれる「骨造成術」)の際に、CGFのみを骨補塡材の代わりに使用し、より骨の結合力を高める③メンブレンの代わりに使用することで、フィブリン本来のバリア機能により感染を防ぐ─などの効果が期待できます。

 再生療法の分野においては、日々研究が重ねられその技術は飛躍的な進歩を遂げております。こうした進歩によって、歯科におけるインプラント治療においても、治療方法はもとより、対応できる範囲、症例なども10年前より格段に広くなっております。過去に断られているのでと諦めずに、お近くの歯科医院にあらためてご相談されてはいかがでしょうか?
1961年いの町生まれ、1999年朝日大学歯学部卒業後、2002年やえもん歯科開業、 2012年医療法人ソフィア・ソフィアデンタルクリニックとして移転。