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「できる活動」と「している活動」
南国中央病院 宮本 寛 医師
―できるのにしていない
 例えば、リハビリテーションのときにトイレで排せつ動作ができるにもかかわらず、実際の生活では尿器を使ったり、おむつに失禁したりしていることがあります。「歩くことができるのに、車いすを用いている」「座ってテレビを見ることができるのに、横になって過ごしている」「掃除、洗濯、買い物などの家事を自分でできるのに、ヘルパーさんに任せている」など、やればできるにもかかわらず、実生活ではしていないことは多々あります。
 リハビリテーションの用語では、このように実際にやればできる能力を「できる活動」、しかし実生活ではそれを発揮せずに行っている状態を「している活動」といいます。
―自分の生活を見直そう
 できるはずのことをしていないと、やがてだんだんと本当にできなくなってしまいます。このことを「廃用症候群」といいます。反対に、入院生活でも外来通院でも、リハビリテーションの訓練だけに頼るのではなく、日々の生活の中で自分の能力を発揮するようにしていれば、リハビリテーションの効果は上がりやすいだけでなく、リハビリテーションを受けなくてもできるようになることもよくあります。
 もう一度、自分の生活を見直してみてはどうでしょうか。
1995年3月 高知医科大学医学部医学科卒業 1995年4月 医療法人近森会 近森リハビリテーション病院 2009年4月 医療法人地塩会 南国中央病院