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食べることの障害(摂食・嚥下障害)について
南国中央病院リハビリテーション課 言語聴覚療法係 主任 安並 史江
 「食べること」は、人間の生命維持を目的とする活動であると同時に、人生の大きな楽しみの一つです。摂食・嚥下(えんげ)障害が起きると、食べ物の認識や口・喉の運動機能、のみ込み機能などの低下により食事が困難になります。
 摂食・嚥下障害の多くは、加齢、大脳や喉の病気・外傷、廃用症候群、それらによる口や喉の筋力低下、また発達の遅れや薬の副作用などが原因となって起きています。この障害が起きると栄養失調を起こす場合や食べ物が気管に入ることによる誤嚥性肺炎、空気の通り道である気道を食べ物が防ぐ窒息など、生命に関わる重大な問題を生じる場合もあります。
 疑う症状としては①食事時間・食べ方の変化②食事内容・好みの変化③むせる④喉の違和感・食べ物の残留感⑤声の変化⑥痰(たん)の増加⑦食欲の低下⑧痩せるなどの体重の変化といったことが挙げられます。
 このような症状が見られた場合、医療機関ではさまざまな職種がチームを組んで協力し、嚥下機能の評価や訓練を行います。また、嚥下造影(VF)検査や嚥下内視鏡(VE)検査といった機械を使ってのみ込みの様子を評価する場合もあります。
 当院では、嚥下の治療を行っており、入院だけでなく、外来の方に対しても「食べること」の相談に対応しています。お困りのことがあれば、いつでもご連絡ください。