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体づくりは栄養から
南国中央病院 栄養課 中澤華子 管理栄養士
 体をつくる重要な要素として注目されているタンパク質は、健康とも密接に関わっています。高齢者の低栄養の問題では、サルコペニア(加齢による筋肉量や筋力の低下)と栄養の関係が指摘されており、予防の観点からもタンパク質を構成するアミノ酸が注目されています。
 アミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸があります。必須アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンはBCAAと呼ばれており、その中でもロイシンは、タンパク質合成の促進と分解を抑制する作用があり、筋肉づくりには欠かせません。
 当院では、疾患別のコントロールや栄養状態の改善の目的で栄養補助食品を追加していますが、リハビリテーションの効果を高める目的としては、BCAAやビタミンD、また中鎖脂肪酸(MCT)を多く含有する補助食品を選び、リハビリテーション前後に提供できるような体制を取っています。BCAAを摂取すると、食欲が回復するというデータもあり、食事摂取量増加という面からも必要栄養量を満たせるようにアプローチしています。
 私たち管理栄養士は、健康に携わる人間としてこれからも患者さまに寄り添い、栄養面から体づくり、そして生活の質(QOL)の向上に貢献できるよう努めていきます。