Home  >>  南国中央病院  >>  花粉症について
花粉症について
南国中央病院 都築和宏 医師
 寒い冬が終わり、暦の上では春となりました。さまざまな人が新生活に胸を躍らせる素晴らしい季節ではありますが、花粉症の方にとって憂鬱(ゆううつ)な季節です。
 花粉症はアレルギーが原因で起こります。アレルギーとは、体内に侵入してきた有害なものを攻撃する免疫機能が異常に働いている状態のことです。花粉症は花粉を体から追い出す過剰反応によるさまざまな症状のことで、引き起こす植物としてスギ、ヒノキ、ブタクサなど約60種類が知られており通年花粉症の方もいらっしゃいます。
 対処としては、まずは花粉の動向を知ることです。花粉は、暖かく晴れた日や乾燥した風の強い日、雨上がりの翌日に多く飛散します。また1日の中でも、気温の上昇する昼前後がピークとなり、気温の低下とともに花粉は地上に落ちてくるため日没後にも再び増えます。外出時間を考慮し花粉を家の中に持ち込まないよう備えましょう。
 また、規則正しい生活・適度な運動・ストレスをためないなど自律神経の働きを乱さない生活をすることが症状緩和に有効です。その他、アルコールやたばこを控えることも症状緩和に働きます。
 花粉の飛散開始前や軽症の段階で薬物療法を開始することでも症状を軽減できますが、自己判断で薬を飲むことはお勧めできませんし、他のアレルギー物質に反応していないか、そもそも本当にアレルギーなのかを知ることは大切です。医療機関を受診して検査(アレルギー検査など)や適切な治療を行ってください。