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肥満について
南国中央病院 都築和宏 医師
 年末年始にかけて食べ過ぎと運動不足が重なり、体重増加が見られる方がたくさんいらっしゃることと思われます。そのままの生活を続けると当然体重は増え、「肥満」の状態となってしまい、気が付かないうちに身体に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
 肥満は「体格指数(BMI)=体重(㌔)÷身長(㍍)÷身長(㍍)」が25以上で判定されます。また肥満は皮下に脂肪が蓄積する「皮下脂肪型肥満」と、内臓周辺への脂肪の蓄積が目立つ「内臓脂肪型肥満」に分けることができ、おへその高さのウエストサイズ(男性85㌢、女性90㌢以上)で内臓脂肪型肥満とある程度推測されます。肥満で重要なのは糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病の罹患(ルビりかん)です(特に内臓脂肪型肥満でより多くの生活習慣病を引き起こすとされています)。肥満を放置していると、こうした生活習慣病を悪化させ、血管を傷つけ動脈硬化を引き起こし、その結果心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気へと進む可能性も高くなります。逆に言えば肥満を解消することで健康にはいい影響が期待できます。実際わずかな減量、わずかなウエストサイズの減少でも右記生活習慣病は病状、検査値に良い効果が表れることは少なくありません。
 正月太りなど一時的な食べ過ぎによる体重増加は比較的短期間で落とすことができるといわれています。身に覚えのある方は食事・運動のバランスなど生活習慣を見直し、早めに対処しましょう。