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糖尿病を悪化させないために
高知記念病院分院 青柳クリニック 糖尿病内科・内科 高田浩史院長
ー糖尿病の合併症はなぜ怖いのか?
 糖尿病では、高血糖が長期間続くことで、さまざまな合併症を発症することが分かっています。糖尿病網膜症は日本において2番目に多い失明の原因で、糖尿病腎症は最も多い血液透析導入の原因となっています。糖尿病末梢(まっしょう)神経障害は、進行すると足壊疽(えそ)から下肢切断の原因となることもあります。また直ちに命に関わる合併症として、心臓病(狭心症や心筋梗塞)、脳卒中、腎不全など重篤なものがあります。最近では合併症として歯周病、睡眠時無呼吸症候群、脂肪肝、骨粗しょう症なども注目されています。注意すべき点としては、多くの合併症が進行しないと症状が出ないことです。そのため、糖尿病を放置していると自覚症状がないまま、合併症が少しずつ悪化している可能性があります。

ー糖尿病はなぜ早く治療した方がいいの?
多くの合併症を発症させない、悪化させないためにも早めの治療をお勧めします。高血糖が長期間続くとインスリンを分泌させる膵臓(すいぞう)自体も疲弊していくと考えられており、そうなるとさらに治療が難しくなります。医療費に関しても合併症が進行していくと検査費や治療費が高くなってきます。総合的に考えて、早めの検査や治療をお勧めします。

ー糖尿病の診断方法は?
糖尿病は血糖値や、HbA1c値(1カ月程度の血糖値を反映します)、自覚症状を参考にして診断していきます。また必要であれば糖負荷試験を行います。
平成14年 久留米大学医学部卒業 平成14年 高知医科大学第二内科(現 高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科) 平成15年 高知県立中央病院 平成25年 東京女子医科大学 糖尿病センター 平成26年 高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科