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爪水虫のお話
皮膚科 安井 喜美 医師
―水虫について教えてく ださい
安井 水虫は一般の方もよく知っている、ありふれた皮膚病です。カビの一種である白癬(はくせん)菌によって起こります。白癬菌が皮膚にくっついた状態で、高温多湿などの、カビの増えやすい条件が整うと感染します。足の水虫を放っておくと爪にまで広がり、爪水虫(爪白癬)になります。高齢の方では、足の爪全部が爪水虫ということもあります。皮膚科では、顕微鏡検査をして診断をつけます。
―爪水虫はどんな状態ですか
安井 爪水虫では爪が白く濁り、分厚くなって変形していきます。分厚い爪は切るのが難しくなり、皮膚科ではよく爪切りを依頼されます
―治療はどうしますか
安井 以前は爪水虫の治療は飲み薬しかありませんでした。しかし飲み薬の場合、肝障害など副作用が起こる恐れがあり、定期的な血液検査が必要です。また他の飲み薬との飲み合わせが悪いと使えないこともあります。最近は、爪水虫に効く塗り薬が市販され、治療の選択肢が増えました。塗り薬はかぶれることもありますが、全身的な副作用が少ないのが長所です。きれいな爪に戻るためには、根元から新しい爪が作られて伸びることが大事です。爪水虫を治療せずに放置すると、白癬菌の供給源となってしまいます。気になっている方は、ぜひ皮膚科にご相談ください。
[略歴] 平成 4年 高知医科大学医学部卒業 平成22年4月 高知記念病院